浅葱(アサツキ)2


浅葱(アサツキ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や海岸の草地に生える。
また、野菜として栽培される。
分類上は、蝦夷葱(エゾネギ)の変種とされている。
蝦夷葱(エゾネギ)にはチャイブ(Chive)とか西洋浅葱(セイヨウアサツキ)などの別名がある。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は線形で、細い筒状をしている。
開花時期は6~7月である。
半球形で淡い紫色をした花をつける。
1つの花には内側と外側に3枚ずつの花びら(花被片)がある。
花の真ん中には6本の雄しべと1本の雌しべがある。
名の由来は、葉の色が葱(ネギ)よりも淡いことから「浅つ葱(き)」とされた。
葱(ネギ)には球根がないが浅葱(アサツキ)にはある。
俳句の季語は春である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. foliosum


★浅葱の花は紫手毬歌
 恥じらうように風と戯れ


浅葱(アサツキ)


花図鑑